2009年12月15日
この時期になりますと、今年の総決算ということで、 様々な賞やベストテンの発表があります。 映画でいいますと、アメリカでは、毎年、年を明けて2月 か3月に開催されるアカデミー賞の前哨戦として 様々な批評家連盟の賞がそろそろ出揃う頃です。 今年、あんまり映画館で観ていませんが、 記憶に残った、3本を紹介します。 1本は、 クエンティン・タランティーノ監督作 「イングロリアス・バスターズ」 ブラット・ピット主演で、ナチ狩りの集団を軸にした 第二次大戦下の話です。 私の中では、タランティーノは、「パルプ・フィクション」のみが 評価の対象になる作品でしたが、 それ以来の観る価値のある出来映えでした。 例によって、タランティーノが偏愛する 過去の映画へのオマージュを散りばめながら しっかりとオリジナリティも確立されていて、 次回作への期待も膨らみます。 ナチスの親衛隊の将校役のクリストフ・ヴァルツは、 無名の俳優でしたが、ブラット・ピットを完全に喰う程の 怪演ぶりで、助演男優賞へのノミネートは間違いなしって 感じです。 欧米の採点基準でよく用いられる5段階評価、 ☆☆☆☆☆ → 傑作 ☆☆☆☆ → 秀作 ☆☆☆ → 佳作 ☆☆ → 凡作 ☆ → 駄作 で言いますと、☆4つの秀作というところです。 もう一本、これは、今のところ、本年度の ベストですが、 ロン・ハワード監督作の「フロスト×ニクソン」 1970年代を舞台にした実話で、 ウォーターゲート事件で失脚した合衆国の大統領 リチャード・ニクソンとのインタビューを 企画→実現させたイギリスのコメディアンで トーク番組のホスト、デヴィット・フロストの物語。 若い方には、ニクソンは馴染みが薄いと思います。 我々の世代では大統領としては、有名ですが、 フロストの存在は、この映画で、初めて知りました。 プレーボーイでいかにも軽い感じのフロストが、 組し易しとなめてかかって、ニクソンとの インタビューに臨むも、 そこは、百戦錬磨の政治家。 主導権を中々獲れずに、 1日目、2日目と過ぎて行きます。 アメリカ映画には、弁護士を主人公にした 法廷ものの傑作が、数多くあります(故ポール・ニューマン主演の「評決」などなど) この映画、 内容は、法廷ものではないですが、 構成がサスペンスフルな法廷ものの流れを汲んだ 見事な脚本で、 大逆転となる最後まで、だれ場なく、一気に観させます。 ニクソン役のフランク・ランジェラは、若い頃は セクシーなドラキュラ役も演じた二枚目俳優で、 一見風貌はニクソンに似ていませんが、 シーンが進むにつれて、演技力でそう見えてくるので、 大したものです。 ☆5つの傑作でした\(~o~)/ 最後にピクサーの最新作、 「カールじいさんの空飛ぶ家」 導入部が秀逸で、涙ぼっろぼっろ 後半、飛行船との空の追跡シーンは、 どこかで観たなあという感じで、イマイチ ですが、相変わらずオリジナル脚本が素晴らしく、 アメリカ映画お得意のご都合主義的な面も ありながら、 CGアニメーションという枠を超えた 秀作でした→→→☆4つです! さて、今年、残るは、 あの「タイタニック」で世界制覇して以来、 12年ぶりのジェームス・キャメロン監督のSF大作 「アバター」です。 予告編を観る限り、過去のCG大作との差異化は 正直感じられませんでしたが、 キャメロンだけに、侮れません。 3D映画の歴史を変えてくれるのか、 あとわずかで、そのヴェールが剥ぎ取られ、 全貌が明らかになります(*^_^*) タランティーノは、私の中では、「パルプ・フィクション」しか
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