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大阪スタジオブログ

もう、過ぎ去った未来

2009年11月22日

ロバート・A・ハインラインというアメリカのSF作家が


1956年に発表した「夏への扉」という小説があります。


しばしば日本のSFファン、ファンタジーファンが選ぶ、


オールタイムのベストテンに入ったりするほどの


名作と謳われる作品なので、私も12歳の頃から


その存在、タイトルは知っていました。

夏への.jpg

小学校の図書館にも蔵書されていた記憶が


かすかにあります。


ただ、なぜか手に取って読む機会に恵まれず


30年が経ってしまいました。




それが、今夏、新訳版が出たのを本屋で目にして、


ようやく手に取る事が出来たのです。




「珠玉の名作!」「いつまでも心に残る傑作!」という


今まで目にし、耳にしてきた言葉に、


当然読む前から、ハードルはかなり


高くなっていたのですが・・・・・・・




1行目から、心を奪われてしまい、


話の落としどころ、エンディングを想像するだけで、


身震いがするほどの


大傑作でした!!!!!!



興味を持たれて、これから読んでみようかなと


いう方は、ここで、ページを閉じて、


ぜひ、予備知識無しで、読んで下さい。






舞台設定は1970年のLA。


平たく言いますと、タイムスリップものです。


主人公は、コールドスリープ(冷凍睡眠)なるもので、


年を取らずに、2000年に目覚めます。



コアの設定は、小物にいたるまで、SFそのもの


ですが、


どろどろした人間模様、ほろ苦い体験等の描写も


秀逸で、正に完成されたエンタテインメントです。



主人公は、目覚めた未来から、1年を過ごし、


再び、過去(もといた世界)の1970年に戻り、


最後は2001年の世界で、「救い」の


結末を迎えます。



読む者のインスピレーションが到る所で喚起され


映像で観てみたいとの欲求が抑えられない作品


であるにもかかわらず、過去に映画化されていません。



ただ、この作品に刺激を受けたと思しき映像作品は


幾つも目にしてきました。



中でも成功しているのは、古くは「バック・トゥ・ザ・フューチャー」


最近では「LOST」。



何れもハインラインの志を受け継いで、


エンタテインメントの存在価値を示して


くれました。



この世知辛い世の中で、


癒しを感じるもの、


ひと時のカタルシスを得られるものは、


みなさん、


ひとそれぞれですよね。



それが、韓流ドラマであったり、


バレーボールであったり、


競馬であったり・・・・・・



私は、今更ですが、



ご周知の通り、


MMA(総合格闘技)にヨーロッパ・サッカーに


1980年代以前の映画、


エンタテインメント小説、


そして、日本国内の


特に自然多き田舎といったところですね。



それと、今日、


連休のさなか、楽しげに電車に乗っている人達の


笑い声や、表情にも癒されているのに気付きました。




「夏への扉」の主人公は、


未来に希望を抱きました。


できうれば、我々も


過去ではなく


今日から、先へと続く、未来へ


大いなる希望を


抱けたらと、


切に願います(●^o^●)

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