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大阪スタジオブログ

秋日和

2009年11月 5日

みなさん、こんにちは。


大阪スタジオの曽根です。


もう、11月に入り、昔の感覚で言うと、夏の喧騒が一段落して、


しっとりと冷たい風が紅葉を揺らす、秋日和が楽しめるはずが・・・



まだまだ暖かい、晩夏といっていい日が続いてます。



私は、秋から冬にかけての季節が、一番好きで、


そんな季節になると思い出すのが、


小津安二郎の名作、タイトルもズバリ「秋日和」です。




夫に先立たれた原節子(母親役)と司葉子(娘役)の


親子の機微を中心に、亡き夫の親友達が、司葉子の


縁談をまとめるのに奔走する模様がユーモラスに


描かれた、小津後期の傑作です!!!



物語の終盤、結婚が決まった娘と2人で、最後の


温泉旅行に行く描写は、チープな表現ですが、


ただただ、秀逸の一言。



修学旅行で賑わう旅館で、母子2人で布団を並べて


「もう、2人きりは、これが最後ね・・・」という原節子の


台詞に涙します<`~´>


先般、BSで放送されていましたが、機会があれば


ぜひ観て下さい。



「戸田家の兄妹」「麦秋」「東京物語」etc.


小津に外れなしです!


テンポの速いだけの最近のテレビドラマや


映画を見慣れた若い人達にも、


この日本の誇りの、


作品群を知っておいてほしいですネ(*^_^*)



もう一つ、秋で思い出す、傑作は、ウッディ・アレンの


「ハンナとその姉妹」です。



1986年のアカデミー賞、脚本賞受賞のウッディ・


アレンの最高傑作。


ニューヨークに住む三人姉妹を中心にした、いつもながらの


上質の人間喜劇。


マンハッタンの海沿いの夕暮れ時の寒空や、


紅葉に包まれたセントラルパーク等、ニューヨークの


四季の描写の美しさが、胸に迫ります。





そして、その構成力の舌を巻く旨さ・・・・


エンドクレジットが流れる頃には、


ウッディ・アレンの世界観の、その更に熟成された


あまりにもの完成度の高さに、


大袈裟ではなく、息が出来ない程、でした。



その年のオスカー、作品賞はオリバー・ストーンの


ベトナム戦争もの「プラトーン」・・・・・・・・・・


う~ん???という感じです。


「スター・ウォーズ」を抑えて「アニー・ホール」での


作品賞受賞歴がなければ、「ハンナとその姉妹」が、


文句なしに獲っていたと思います。



それにしても、当時のアメリカ映画のクォオリティの高さは、


ほんと、懐かしい限りです。



今、その伝統を受け継ぐのは、唯一、


アメリカのテレビドラマだけではないでしょうか。


しかも、ABC、CBS、NBCの三大ネットワーク以外の


比較的新進の局がプレゼンツするドラマに顕著です。



2年連続エミー賞を獲った、50年代の広告業界を


舞台にした「MAD MEN」は、


一見の価値アリ、です。




それでは、また(●^o^●)

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